11/14 世界遺産 京都仁和寺でのコンサートのstreaming配信が終了しました。たくさんの方ご覧になっていただいて、ありがとうございました。いままでオンライン配信にはかなり抵抗がありましたが、音質にこだわってアーカイブ配信ということであれば、結果これはこれでありなのかなという気もしています。ただ今後も積極的にやっていくかどうかはわかりませんですが。
ぼくはいろんな場所で自然の音を録って、そこからインスパイアされて楽曲をつくってそれを演奏しています。作品を作るにあたって、風光明媚な場所を選んで作っているわけではなく、縁のあった土地に行って、そこでいろんな人と出会って、その土地のことを知り、そこで感じた思いをもとに作っています。そうやってできた曲を聞いてもらって、頭の中に何か風景が浮かんでもらえたら本望かなと思います。それがMOTTAINAI SOUNDであり、景色の見える音楽です。いつもコンサート会場ではその土地土地をイメージできるように写真をスクリーンで投影していますが、今回の仁和寺では、広い庭にピアノを1台置いて、その中で演奏していきました。震災後チャリティではじめた「耳をすまして」というコンサートイベントが今のライブの原型なわけですが、ものや情報が溢れている世の中で、たまに目を閉じ、耳をすまして音や音楽を聴いてもらえたらなと思っています。チャリティライブを一人でやりはじめて10年。もう一度原点に帰れたような仁和寺でのコンサートでした。前回の厳島神社と同様、奉納コンサートはいつも当日の仕込みとリハーサルが大変です。ご協力いただいた文化庁、東京からピアノをトランポ、リースしていただいたタカギクラヴィアさん、大阪の照明の民部さん、北海道から映像周りの山崎さん、PA,レコーディング周りで、かわぐっちゃん、長谷川くん、どうもお疲れさまでした。観てくださった方々、どうもありがとうございました。